雇用のパターン
履歴書・職務経歴書の作成を通して、自己分析が終わったら、【市場分析】を行う。市場分析が得意な「人材紹介」や「人材派遣」を利用するのがおすすめ。
人材紹介会社とは
厚生労働者から認可を得た「有料職業紹介所」のこと。採用したい企業と働きたい転職希望者のマッチング(仲介)を行い、両者の雇用契約成立をサポートするのが特徴。長期の雇用が前提で、就業規則も企業のものが適用される。
→雇用契約は企業と労働者間で行う
▼人材の選定・紹介のほかに、採用に関わるさまざまな業務を代行する。
- 求人票の作成
- 採用要件に合致する応募者の人選および推薦
- 面接日程の調整
- 応募者への合否連絡
- 給与などの条件交渉
▼メリット
- 長期雇用
- 帰属意識が高い人に向いている
- 中長期的な人材育成
5年後、10年後のキャリプランを考えている人・企業が育てていきたいと思えるような意欲の高い人材 - ノウハウの蓄積、技術力の向上
人材派遣会社とは
厚生労働者から認可を得た「労働者派遣事業」を行う会社のこと。雇用契約を人材派遣会社と
労働者が結ぶのが特徴。企業と派遣スタッフとの間に雇用契約は無く、就業規則は人材派遣会社のものが適用される。
→雇用契約は人材派遣会社と労働者間で行う
▼企業の依頼業務に適したスタッフを派遣し、管理する。
- 派遣先に適した人材の選定
- 派遣スタッフの管理
- 派遣スタッフへの賃金の支払い
▼メリット
- 突発的な業務発生や一定期間だけの業務が発生したときに対応できる
- 特定の(指定の)期間だけ業務を依頼することができる
- 教育にかかる研修コストの削減
- 募集期間を短縮できる
- 決算期(4月頃)、年末調整(12月頃)に求人数増える
- 経験を積みたい人におすすめ
- 交渉によっては直接雇用に移行することも可能
「パート」「アルバイト」とは
短時間労働のこと。パート・アルバイトには法律上の違いはない。
▼雇用期間の定めによる違い
- 正社員:無期雇用(終身雇用)
- 正社員以外のパート・アルバイト:有期雇用の場合もあれば、無期の場合もある
- 派遣:有期雇用
転職が当たり前の時代
▼好意的な転職理由を持とう。以下の特徴を持っている人は転職に優位。
- 転職理由が明確である
- 転職回数は多くても、それぞれの在籍年数は3年以上である(理想は5年)
→3年以上満たない職歴であっても詳細に記載する。退職理由が明確である必要がある。 - 専門的なスキルや能力を持っている
▼スキルの整理整頓
自分が得意な領域を把握して整理しておく。
- 編集ソフトウェア
Adobe Photoshop, Adobe Illustrator, Adobe XD, Figmaなど - 動画編集ソフト
Adobe Premiere Pro. Adobe After Effectsなど - HTML編集ソフト
Visual Studio Code, Adobe Dreamweaverなど - プログラミング
JavaScript(jQuery, Vue.js. Nuxt.js). PHP(Laravel), Ruby, Perl, Pythonなど - CMS ECサイト系CMS
WordPress, Movable Type, EC-CUBEなど - データ転送ソフト
FileZilla, FFFTP. WinSCPなど
▼転職で手に入れたい実績から会社を探してみる。興味があることを箇条書きしてみよう。
- 製作工程管理
- 制作ディレクション
- チームマネジメント
- マーケティング
- ブランディング
- コンテンツ企画
- UXデザイン
- LPデザイン
- ABテスト
- アプリデザイン
- ユーザーフロー設計
- デザインガイドライン設計
- デザインガイドライン運用
「自分はどの領域に強いのか?」「自分のどの領域のスキルが強いのか?」「今後はどの領域に挑戦したいのか?」を整理して明確にしておくと、どんな会社に応募すればよいか分かるようになってくる。
コメント