アクセスマップデザイン(作品紹介)

作品紹介(訓練学校)

アクセスマップとは

道案内を具現化したもののこと。デザイン性も重用だが、更新・運用の容易さも意識して作成する必要がある。そのため、変動の無い大規模施設や公園などはランドマークにおすすめ。

※更新・運用の可能性がある項目

  • 交通機関の変更
  • スタッフ情報の変更

▼道案内を具現化するためのポイント

  • 主語を意識する
    「私」が道を理解し→クライアントである「あなた」にちゃんと伝わるか?→さらに第三者である「誰か」にも伝わるか
  • 目印になるランドマーク見つける(大規模施設・名称が変わらないもの)
  • 自己満足ではなく、相手が理解できるようにどう表現するか考える
  • 「誰か」のための条件も付加して表現の幅を広げる

▼マップに記載する内容を整理する

  • 目的地
  • 出発地点
  • 何で来てほしいか?(ex.徒歩・電車・バス・自家用車…)
  • 最適なルート(ex.徒歩の場合はどの道が使いやすいか?)

上記の内容をどのように配置するか考えよう。また、デザインを統一しパターン化しよう。
※秩序の無いレイアウトは混乱を招き、デザインの印象も悪くなってしまう

▼Illustratorの機能

  • ペンツール:ベジェ曲線を引く練習にはトレースが有効
  • アピアランス:塗・線をアピアランスパネルから追加する時は、元のオブジェクトの塗・線を解除してから行う。
    テキストに効果を付けたまま打ち直し可能のため、動画のテロップ入れにも使いやすい
  • アピアランスを分割:入稿データは必ずアピアランスを分割する。その後、テキストのアウトライン化も忘れずに
  • スタライズ:ぼかしなどの効果を付けられる

レイアウトの5原則

秩序だったデザインを作るためのレイアウトルール。

  1. 余白:情報を詰め込みすぎず余裕を取る
  2. 近接:似た情報同士でグループ化する
  3. 整列:情報を揃えて配置する
  4. 反復:繰り返す
  5. コントラスト(対比):強弱を付けて目立たせるものを決める

※参考サイト:伝わるデザイン

作品紹介

▼作品① 『長野県塩尻市観光案内マップ-高ボッチ高原編』

▼コンセプト

長野県塩尻市の観光案内マップを作成しました。駐車場が完備され、頂上まで車で行ける『高ボッチ高原』はハイキングにおすすめです。

▼案内箇所詳細

スタート地点:JR塩尻駅
目的地:高ボッチ山 山頂

▼想定移動手段

自家用車

▼デザイン

  • 車での案内を想定しているため、国道や高速道路などの主要道路を記載した。また、車での所要時間と、駐車場の有無も記載した
  • 国道は道路標識風の番号で表現することで、文字情報を増やしすぎない工夫をした
  • 高ボッチ山山頂から、諏訪湖を一望できることを伝えたかったため、塩尻市以外に岡谷市・諏訪市も入る縮尺とした
  • 山間部と市街地というエリア分けをしたかったため、【山間部→緑色】【市街地→黄色】で塗分けをした

▼感想

  • 鉄道で塩尻駅まで来た人のために、塩尻駅周辺のレンタカー店の情報も記載したほうが良かったかもしれない
  • フォントに【UD新ゴ】を使用した。ユニバーサルデザインのため読みやすいかと思い採用したが、太文字が無く、結果的に細い線で読みづらい文字となってしまった。
    太文字が無いフォントを使用する際はアピアランスで線を追加するなどの工夫が必要かもしれない

▼作品② 『金町駅周辺お店情報』

▼凡例

▼コンセプト

JR金町駅周辺のお店情報をマップにしました。

▼案内箇所詳細

スタート地点:JR金町駅
目的地:飲食店【インド料理シータラ、金町からあげ、喫茶店田園、つけ麺でん、ときわ食堂】、図書館【葛飾区立中央図書館】、銭湯【銭湯金町湯】
※一部閉店・休業店舗あり(2025年現在)

▼想定移動手段

徒歩

▼デザイン

  • 【飲食店】【図書館】【銭湯】というジャンルの異なったお店情報を一つのマップ内で紹介したかったため、ジャンルごとにピンのデザインを変えた(凡例参照)
  • 大通りから枝分かれした細道に目的地があるため、曲がり角の目印になる信号やランドマーク等を多く配置した

▼感想

  • フォントに【UD新ゴ】を使用した。ユニバーサルデザインのため読みやすいかと思い採用したが、太文字が無く、結果的に細い線で読みづらい文字となってしまった。
    太文字が無いフォントを使用する際はアピアランスで線を追加するなどの工夫が必要かもしれない

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